スペシャリティコーヒーブームをきっかけに、コーヒーはさらに趣味・嗜好品としての地位を高め、コーヒーに関する知識を得るため資格を取得する人が増加中です。日々の自宅、カフェでコーヒーを飲む際により楽しめるようになるだけでなく、カフェ開業や就職などにも役立つとして注目を浴びていますが、コーヒーの資格にも様々な種類があります。
コーヒーの資格を取得するメリット
いつも飲むコーヒーも実はとても奥が深いもので、資格取得によってコーヒーの産地から焙煎の仕組みなどを幅広く学ぶことで、普段のコーヒー選びの視点が大きく変わってきます。あなたがもし、「まだコーヒーに詳しくないから」となんとなくブランドコーヒーを選んでいるならば、知識を身につけた後きちんと選ぶコーヒーを毎日飲む楽しさはそれだけで日々の生活を楽しくさせてくれるでしょう。
コーヒーは多くの人の生活に根付いていますから、資格取得でコーヒーに詳しくなることで、友人や家族などへのプレゼントがより喜ばれるようになったり、カフェ開業につなげたりと様々なメリットがあります。
当サイトでは、コーヒーの資格を取得したい人が選びやすいように、様々な基準で比較し一覧にしました。
各比較項目の詳細については、比較項目の基準についてをご覧ください。
コーヒースペシャリスト:★★★
コーヒースペシャリストは、スマホで資格取得が特徴のformieで学ぶことができます。
一般社団法人日本能力教育促進協会(JAFA)が認定しており、手軽な価格で受講できると人気です。
美味しいコーヒーを淹れる技術はもちろん、豆や焙煎による香味の違いや、ラテアートやデザインカプチーノ、ペアリング理論に基づいたスイーツ&フードレシピや、ブレンディングなど、コーヒーに関するあらゆる知識を修得した専門家に与えられる資格です。
価格:37000円(5000円割引あり)
資格取得までのスピード:1ヶ月程度
試験の有無、受けやすさ:試験有り、webテストでいつでも可
勉強の続けやすさ:スマホ学習可 練習やメールサポート有
講座ボリューム:やや多め
サポート体制:常時メール質問可、180日間、開業・HP支援等
総合評価:90% (項目別点数 27点/30点)
コーヒープロフェッショナル:★★
コーヒープロフェッショナルはUCCコーヒーアカデミーが認定する資格です。
取得するためにはまず、ベーシックコースのセミナーを受講し、その後プロフェッショナルコースのセミナーを受講する必要があります。
その後希望があれば認定試験を受験することができ、合格するとコーヒープロフェッショナルとして認定され、UCCコーヒー博物館において名前が掲示されます。
コーヒープロフェッショナル限定のブラッシュアップセミナーも開催されており、コーヒーの専門家たちがその腕を磨いています。
2コースの受講が必須ですので、時間と費用は通常よりも多めに必要です。
しかし、しっかりとコーヒーの知識や技術を身につけたい方にはオススメだと言えます。
ユーキャンでの通信講座もあり、受講後はベーシックコース受講者と同じとみなされます。
価格:85000円(再試験は5000円)
資格取得までのスピード:6ヶ月程度
試験の有無、受けやすさ:試験年2回
勉強の続けやすさ:ブラシュアップセミナーあり
講座ボリューム:豊富
サポート体制:記載なし(ユーキャンの通信講座ではサポートあり)
総合評価:73% (項目別点数 22点/30点)
コーヒーインストラクター:★★
コーヒーインストラクターは
全日本コーヒー商工組合連合会(J.C.Q.A)が実施する検定です。
コーヒーの正しい知識の普及と技術の向上を図り、消費者が評価するコーヒーの生産と消費の促進・振興を目指すことを目的としています。
3・2・1級とそのさらに上級に鑑定士という位置づけがあります。
講習は全国の主な都市で行われており、試験は別の日にあります。
入門編の3級は、J.C.Q.Aが開催するのではなく、認定された各企業(主に珈琲関連企業)が開催しています。
2級の受験は3級取得が必須ではありません。
価格:27000円(2級の場合 教本・登録料別)
資格取得までのスピード:3ヶ月程度
試験の有無、受けやすさ:試験年2回 全国大都市のみ
勉強の続けやすさ:対面1日講座のためその場完結
講座ボリューム:標準的
サポート体制:記載なし
総合評価:63% (項目別点数 19点/30点)
コーヒーマイスター:★★
コーヒーマイスターは日本スペシャルティコーヒー協会が認定する国内初のコーヒー認定資格です。
コーヒーマイスターを取得すると、コーヒーに対するより深い知識と基本技術の習得ができるだけでなく、お客様へ豊かなコーヒー生活が提案できるプロのコーヒーマン(サービスマン)となることが可能です。
協会が主催する「コーヒーマイスター養成講座」を修了し、認定試験に合格すると、コーヒーマイスターとして認定されます。
コーヒーマイスターを取得すると、中級講座や実習講座を受講することも可能です。
価格:39000円(更新料別)
資格取得までのスピード:3ヶ月
試験の有無、受けやすさ:講座と試験は別日程開催 大阪・東京のみ
勉強の続けやすさ:講座後から試験までは自主学習
講座ボリューム:標準的
サポート体制:記載なし
総合評価:63% (項目別点数:19点/30点)
カフェオーナースペシャリスト:★
カフェオーナースペシャリストは、コーヒーについての専門的な知識・技術、マーケティングの基礎知識、開業計画などを理解し、実務で活用できる技能を有していることを認定する資格です。日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定しています。JSFCAのホームページより10000円で受験の申し込みが可能ですが、内容等が不明のため通常は諒設計アーキテクトラーニングのカフェ・コーヒーW資格取得講座を受講する必要があります。
エスプレッソマシンがついてくるコースも選ぶことができますが、その分費用は高めになります。
価格:115000円(試験料込み・マシン付きの場合)
資格取得までのスピード:2〜6ヶ月
試験の有無、受けやすさ:試験免除講座有り、2ヶ月ごと開催
勉強の続けやすさ:添削課題有
講座ボリューム:標準的
サポート体制:記載なし
総合評価:50% (項目別点数:15点/30点)
コーヒーソムリエ:★
コーヒーソムリエは、コーヒー豆の知識から美味しいコーヒーの淹れ方、焙煎、抽出方法、オリジナルブレンドまでコーヒーについての基礎知識を有している人へ認定される資格です。日本安全食料料理協会(JSFCA)が認定しています。JSFCAのホームページより10000円で受験の申し込みが可能ですが、内容等が不明のため通常は諒設計アーキテクトラーニングのカフェ・コーヒーW資格取得講座を受講する必要があります。
必然的にW資格受講となるため、どちらか片方だけが学べる講座はありません。
価格:115000円(試験料込み・マシン付きの場合)
資格取得までのスピード:2〜6ヶ月
試験の有無、受けやすさ:試験免除講座有り、2ヶ月ごと開催
勉強の続けやすさ:添削課題有
講座ボリューム:標準的
サポート体制:記載なし
総合評価:50% (項目別点数:15点/30点)
当該評価は記事執筆時点のものです。できるだけ最新の情報を更新しますが、価格等の詳細情報につきましては各提供企業・団体のホームページをご覧ください。